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肋間神経痛

症状と原因
肋間神経痛

肋間神経痛の症状は胸部や背中の鋭い痛み、灼熱感、または刺すような痛みです。深呼吸や咳、くしゃみなど胸郭が動く際に痛みが増悪します。 通常、肋骨に沿って帯状に感じられる痛む部位があり、時に痛みは腹部まで広がることもあります。

原因としては神経の圧迫または損傷、肋間筋の炎症、 外傷の既往 (肋骨骨折など) などが考えられますが、普段の姿勢不良や過度な運動などで発症している場合は根本原因を解決していくことで比較的良好な経過をたどることが多い症状ですので心配はいりません。
ただし、 帯状疱疹(特に肋間神経に沿って発症する場合) の場合は時間経過すると難治性の神経痛となるケースがあるため注意が必要です。

肋間神経の機能と解剖

肋間神経は 12 対存在し、胸髄神経(T1〜T12)の前枝から派生します。
各肋間神経は対応する肋骨の下縁に沿って走行します。

後枝:背部の皮膚と筋肉を支配
側枝:胸壁外側部と背部外側の皮膚を支配
前枝:胸壁前面の皮膚を支配

肋間神経痛
一般的な治療期間

原因により治療期間も異なります。
軽度の筋肉のひきつれや軽い外傷: 数日〜2 週間程度
肋骨骨折による神経痛: 4〜6 週間(骨折の治癒に合わせて)
帯状疱疹後神経痛: 1 ヶ月〜1 年以上(慢性化する場合も)

当院の施術内容

臨床でよく遭遇する肋間神経痛の原因は胸椎椎間関節と肋横突関節、つまり背骨に異常をきたしています。これは肋間神経が身体の中心である背骨(脊髄)から出ていることに由来しています。

痛みの出ている部位に注目しがちですが、実は痛みの根源となっているのは肋間神経の根本部分である背骨の関節で、そこにカイロプラクティック理論をベースにした手技療法をすることで施術効果はグンと高まります。
ポイントは肋間神経の根っこにアプローチすることです!

予防&セルフケア

正しい姿勢の維持
・デスクワーク時は背筋を伸ばし、定期的に姿勢を変える
・適切な高さの椅子とデスクを使用する
・長時間同じ姿勢を避ける

適切な運動習慣
・胸部と背部の筋肉を強化するストレッチを定期的に行う
・急激な動きや過度な負荷を避ける
・運動前のウォームアップを十分に行う

生活習慣の改善
・十分な睡眠と休息をとる
・適切な体重を維持する
・重い物の持ち上げ方に注意(腰を使い、背中を丸めない)

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