アトピー性皮膚炎には、はりやお灸の治療が効果的です。その方の体質改善にあったツボを使い免疫機能を正常化させ過度なアレルギー反応をおさえるという治療法を行います。この方法は非常に多くの患者さんに有効です。
そのほかにも、アロマオイルマッサージで皮膚の炎症をおさえバリア機能を回復させる事や、完全無農薬栽培法で作られた国産ハーブウォーターで皮膚の潤いを補うこともお勧めです。
アトピー性皮膚炎は“なにがなんでも戦って克服する”のではなく、上手につきあって共存していこうという、リラックスした気持ちが大切ではないかと思います。マテラピーも有効です。
アトピー性皮膚炎は、かゆみのある湿疹が体のいろんなところにできることが主な特徴です。
皮脂の分泌量が極端に少なく、角質層の水分を保つ力が弱い状態なのです。皮膚が乾燥しやすいだけでなく、バリア機能が低下しているため外からの刺激にとても弱くなっています。
またアレルギーを起しやすい体質を持ち合わせている場合が多く、良くなったり悪くなったりを繰り返すことが多くあります。
他に皮膚の症状として乾燥、角質化、赤く腫れる、ジュクジュクして引っかくと体液がでる、皮膚が厚く硬くなる、なども伴うことがあります。
以前は大人になるに従って治る場合が多かったのですが、このごろでは逆に大人になって発症する例も増えているようです。
すべてのアトピー患者さんに効く特効薬はありません。西洋医学による投薬や塗薬に頼るだけでなく、東洋医学の考え方に基づいた鍼灸治療、各種民間療法、そしてなによりも医食同源という言葉があるように日々の食事の見直しが大切です。またデトックスにより体内をきれいにすることも心がけてください。
